社会的に必要とされるから動く。まちづくりコンサルタントとして、当研究所が取り組む主要プロジェクトは業務の枠に収まりません。
震災復興まちづくり
兵庫県阪神淡路大震災では、地区が全焼した須磨区千歳に駆けつけ長机をおき、被災住民の相談にこたえました。区画整理や土地利用での経験にもとづき「家や土地はどうなるのか」「復興の見通しは」といった不安の声を受け止め、関係行政機関へと届けてきました。
この震災を契機に当研究所は、地域住民と関係機関をつなぐまちづくりのコーディネーターとしての役割を強めてきました。
尼崎南部地域の再生
今でこそ、環境問題や住民参加といった言葉は一般的ですが、まちづくりの原点ともいえる公害問題にも取り組んでいます。1999年に和解した尼崎大気汚染公害訴訟(公害認定患者379人と企業9社)では、和解金を活用し患者の方々の生きがいづくりを目的に「尼崎ひと・まち・赤とんぼセンター」を設立しました。
さらに、2001年には尼崎南部地域の再生に向けて活動するまちづくり団体「尼崎南部再生研究室」(www.amaken.jp)を立ち上げ、実践的なまちづくりに挑戦しています。国道43号線の交通量削減に向けた国と原告団での連絡会では、環境ロードプライシングなどの施策についても取り組んでいます。
メイドイン尼崎事業
湯たんぽ、天ぷら、薄板ばね、ぽんず…兵庫県尼崎市ならでは商品や製品を市民から集めて顕彰しようと企画したメイドイン尼崎コンペ。商業や工業のジャンルを越えて、株式会社TMO尼崎により2003年から毎年開催され、認証件数は186件(2009年4月現在)を数えます。
市内の調味料を詰め合わせた新商品「尼の秘伝調味料セット」は新しい尼崎の名物として定着し、商店街内の空き店舗を活用した「メイドインアマガサキショップ」(www.rakuten.co.jp/mia)は地域の交流拠点に。地域ブランドの先進事例として注目を集めるとともに、地域住民の街への愛着を高めています。